![]() |
|
(c) 1999-2007 無断転載禁止 |
|
| 当院の内科医(院長)は1994年11月2日までスモーカーでした。何度も禁煙、再喫煙を繰り返し、発売まもないニコチンガムやニコチンパッチを用いてやっと禁煙を達成した経験者です。 | |
| 薬物依存について、大学時代から現在まで興味を持って研究しております。タバコはタバコ産業の利益のために作られた合成麻薬です。ニコチン依存を高めるためにアセトアルデヒドが添加されていることが明らかになりました。 | |
| 止められないのは意思の弱さのためではありません。依存症に対する医学的なアプローチで禁煙治療を行います。日本禁煙学会認定専門医です。 | |
| 2006年7月1日より2007年6月30日までの一年で当院にて保険診療により治療を受けた患者さんの数は72名です。合計5回の診療をきちんと受けられた方のうち86.4%の患者さんが禁煙に成功されました。 | |
| ニコチン依存症管理指導での禁煙達成率は厚生労働省によると約40%ですが、飲み薬チャンピックスの登場で6割以上の成功率が見込まれます。これは吸いながら開始できる点も気楽です。 | |
| 再喫煙の防止やうつ症状の出現対策を念頭におき治療します。たばこ規制は世界的な流れです。我が国も例外ではありませんから、今後ますます進みます。ニコチンによる脳の変質が進んで、しわしわ真っ黒の煙まみれの廃人になってしまうまでに治療を受けてください。 | |
| 禁煙運動への取り組みは当院院長のライフワークの一つです。この治療は時間と根気が必要な割に技術料が低いのですが、使命感をもって続けています。 |
自費コース(ニコチンパッチ)
保険診療の適応でない若い方や保険診療での禁煙治療に失敗して再挑戦する方などの診療コースです。治療費は総額5万円〜8万円が一般的ですが、当院では総額4万2千円で初診時一括でお支払いいただきます。(ニコチンパッチの薬剤費も含まれています。)受診は初診と再診を合わせ、計5回までです。
禁煙外来と投薬 目的 30mg×4週分 喫煙からの離脱 20mg×2週分 ニコチン中毒の軽減 10mg×2週分 ニコチンからの離脱 自費コース(チャンピックス)
α4β2ニコチン受容体部分作動薬チャンピックス(バレニクリン)を使用する自費の禁煙コースです。薬剤の準備のために予約が必ず必要です。最初たばこを吸いながら治療を開始しますので、気軽に禁煙がスタートできます。初診では診察、指導と2週間分の投薬を含め、1万7千8百50円です。再診は2週間毎5回ですが、一回2週間分の処方で1万2千6百円です。自信のない方は延長することができます。
保険適応コース(ニコチンパッチおよびチャンピックス)
保険適応には様々な条件がありますが、最初の問診票にて判断させていただきます。3ヶ月間5回の受診が必要で、禁煙指導の標準手順書どおりに進めなければなりません。薬剤の費用はニコチンパッチの場合、3割の方で約六千5百円です。(検査や他の疾患の管理によって費用総額は変わります。)一方チャンピックス錠による治療における薬剤だけの患者負担額(3割負担の場合)は、12週分Totalで約1万2千円となります。
ニコチンパッチは皮膚からニコチンを吸収させて離脱症状を和らげるものです。治療開始と同時に禁煙します。チャンピックスはニコチンの代わりにニコチン受容体にくっつく服用薬です。離脱症状の緩和に加えてニコチン様の気分高揚作用がありますので、成功率はニコチンパッチの1.5倍です。ただ予期せぬ副作用を避けるため、初診時にまずニコチンパッチでトライされることをお薦めする場合があります。不整脈や皮膚障害のために、ニコチンパッチが使えない場合はチャンピックスが第一選択になります。精神科、神経科疾患のある方は、必ず最初にお伝えください。
保険診療上の患者様の条件;1)ただちに禁煙しようと考えていること。2)ニコチン依存症のスクリーニングテストで5点以上である事。3)一日の喫煙本数×喫煙年数が200以上であること。4)禁煙治療を受ける事を文書により同意していること。 初診時に保険適応外と判定される場合は、自費コースになりますのであらかじめご了承ください。また禁煙に失敗した方は、丸一年が過ぎますと保険適応になります。再度ニコチンパッチによる治療を受けるか、チャンピックスによる治療に替えることも可能です。禁煙はあきらめないことが重要です。
ご注意;保険診療で禁煙外来を行う医療機関は厚生労働省の公示する施設基準を満たす必要がありますので、どの医療機関でも保険がきくわけではありません。
※処方箋を発行しますので 薬剤は、処方薬局にてお求めください。
受診回数 ニコチン依存症管理料 初回 230点 2回目 184点 3回目 184点 4回目 184点 最終回 180点
たばこの煙には中毒や依存症を引き起こすニコチンのみならず、依存性を高めるためにアセトアルデヒドが添加されています。何度か吸ううちにニコチンが脳の中で神経伝達物質コリンの代わりに働くようになり、快楽物質ドパミンが大量に放出されるため、気分が落ち着いたり頭が冴えたりします。しかしニコチンが身体から抜けると苦しくなります。そのためタバコをやめられなくなります。元のコリンは働かなくなってしまいます。そのうちニコチン受容体がたくさんできて、たくさん吸わないと満足できなくなってゆきます。脳の変化も進んでゆき、最後にはニコチンなしでは生きられない廃人の状態になります。
たばこの煙には大量の発がん物質や有害物質が含まれています。吸う人だけではなく、周りの人も同様に危険な状態になります。タバコの害は例のアスベストのように2、30年経ってから現れます。たばこは肺がん、口腔がん、喉頭がん、肺気腫、心筋梗塞、脳梗塞などの原因です。すべての死因の17%はタバコによるものです。
また、煙草を吸うと老化が進むことが知られています。歯周病の原因にもなり老年期まで健康な歯が保てません。タバコを吸うことって、本当にかっこ悪くて不健康なんです。
脳細胞にニコチンのレセプター(受容体;くっつく場所)ができてしまっているので、たばこを吸う人は無意識ながら「死ななきゃやめれない」と錯覚しています。これはニコチンにだまされているだけですから、煙草を吸うのを止めてニコチンパッチでニコチンを身体に吸収させます。煙草の煙の吸引は瞬間的に脳細胞にニコチンを送りこみますが、パッチの場合はゆっくりですし、一定の濃度で身体に残ります。そのため気持ちはよくなりませんが、禁断症状はでません。ひと月経てば減量して楽に禁煙できます。市販のニコチンガムで自力で禁煙した場合は6%程度の成功率しかありませんが、禁煙外来でサポートを受けてニコチンパッチで禁煙すると成功率は80%にもなります。
また、2008年5月8日より内服によってニコチン依存を治療できるチャンピックス錠が使用できるようになります。保険診療で処方ができるので、ニコチンパッチ治療による禁煙に失敗した方は新たな方法で禁煙することができるようになりました。チャンピックス服用中の禁煙率は65%で、6ヶ月に渡って治療を受ける事ができます。
神戸の禁煙レストラン情報を発信しています。→こちらからどうぞ。
受動喫煙から身を守るために、禁煙のレストランを利用しましょう!
日本禁煙学会認定専門医 福井俊彦
2008.5.16 情報改訂