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Toshihiko Fukui
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当院の電子カルテシステム

 当院の医療システム電子化は1992年のレセコン2台、マック1台のシステムから始まり、1999年にはパソコンベースのレセコンと電子カルテ導入による電子保存システム運用へと続きました。その後Y2K問題をクリアし、2002年には移転を機に院内に本格的なネットワークを構築しました。UNIXベースで動作するMacOSXを核とするシステムへと進化させ、2006年には電子カルテを最新版データベースソフトに最適化することに成功しました。2007年に入り診療のペーパレス化を徐々に徹底し、5月には10数台のマックやウィンドウズマシンを束ねるネットワークシステムを更新してGiga Baseのものに置き換える工事を実施、レントゲンシステムのペーパレス化にまでこぎつけました。さらに今年度中にはレセプトオンライン提出義務化への対応として病名の標準化を順次行いレセプト電算処理のための作業に着手しました。

1 患者データはすべて施錠されたサーバルームで管理しています 

  無停電電源、FileMaker Server8をインストールしたIntel Mac Proを電子カルテサーバとし、KP BackUpを併用してスケジュールされた時系列バックアップを行っています。カルテのコピーは外付けディスクに保存し、バックアップサーバとしてG5が待機します。 心電図および脈波データはWindows XP上で動作するフクダ電子製データベースに保存、レセコンデータはWindows XPパソコンをサーバとして管理しています。電子カルテのデータは毎日自動的にアクセス制御されたFTPサーバにインターネット経由で遠隔地にバックアップされており、災害時でも復旧可能です。また手動で定期的に日々の状態でZIP圧縮されたものをCDRに保存し、データの保存性に万全を期しています。

2 診察室や受付などのパソコンには電子カルテのデータは保存されていません。

  パスワード保護されたクライアントから、電子カルテデータにアクセスするためにはパスワード保護されたプログラムを立ち上げ、サーバにアクセスしてデータを見ることになります。クライアントからはデータを抜き取ることができないようになっています。 また電子カルテへのアクセスログはサーバに保存されます。

3 レセコンと電子カルテは独立です。

  レセコンのデータも専用サーバ上で管理されています。このシステムは電子カルテとは独立です。万が一電子カルテが可動しない事態が生じた場合でもレセコンは動作しますので業務が止まる心配はありません。 またレセコンは3台のウィンドウズのピアツピア構成で動作するため、故障時でも2台、また最悪1台でも動作すれば業務を続ける事が可能です。このように電子カルテとレセコンが一体になったシステムと比べると、入力が二度手間になる場合があるものの、格段に安定して運用できるシステムです。電子システムの効率化によって犠牲になりがちな安全性を最大限に担保しています。尚、機器は最新のものに順次更新を行っています。

4 ラインはすべて二重構造です。

  LANケーブルは専門業者によってカテゴリ−6の太いケーブルを壁内配管を通しネットワークが組まれています。各部屋にはLANのコンセントが配置されており、予備を含め2本づつ配置されています。万が一のライントラブルにもすぐに対応可能なよう冗長性を確保しています。

サーバルーム

ディスプレイ群

サーバ群